写真・ファイル付の情報

2019/10/20
LAS分析用HPLCシステム
界面活性剤のLAS分析用の高速液体クロマトグラフィー(HPLC)です。島津のシステムで、譲り受けたものや中古品で組み立てた古い装置に、一昨年度(2017年度)に高感度の蛍光検出器(RF-20Axs)とポンプ(両方とも新品)を補強して組み立てました。陰イオン界面活性剤の水道水基準が0.2ppmですが、それ以下の低濃度でも測定可能です。LASはピーク分離がややこしくて定量が難しい部分があるのですが、専用のカラム(Wakosil AS-Aqua)を用いることで右図のようなきれいなピークが得られ、定量精度が上がっています。

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2019/10/20
粒度分布測定装置SALD-2200
こちらは島津の粒度分布計SALD-2200です。一昨年度(2017年度)に導入した装置ですが、ご存知の方は「あれっ、おかしいのでは?」と思われるでしょう。型番が古いタイプで、既に新品は売っていませんでした。これは保証付きの中古品を購入しました。ちょっと高額だったので、研究室単位で勝手に注文できず、大学事務局の会計ご担当に色々と手続きをお願いしたものです。ファインバブルの粒径、エマルションの粒径、分散液の粒子の粒径などの分布を調べる装置です。右図のような分布図が得られます。数十ナノメータ以上の粒径を対象に測定できます。

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2019/10/15
ハンドヘルド蛍光X線分析装置(XRF)の紹介
昨年度に購入したハンドヘルド型蛍光X線分析装置(XRF)の紹介です。一昨年度に結構大きめの科研費が採択されまして、その予算を使って昨年度に導入した装置です。大矢研は中古を買うことが圧倒的に多かったのですが、これは新品です(笑)。元素分析ができるので、Fe、Si、Caなどの含有割合を計測することができます。Naはだめですが、Mgより大きな原子の結構多くの部分をカバーしてくれます。鉄さび汚れやカルシウム汚れなどの無機物汚れの定量や、金属石けんの定量にも威力を発揮。ケラチンなどの-SS-結合を有するタンパク質にもS量測定で対応できます。但し-SO3Naを有する陰イオン界面活性剤を使って洗った後はだめでした。考えてみれば当然ですが・・・。
ハンドヘルド型なので一般家庭の室内の汚れの分析等にも利用が可能で、専用台にセットして固定式での利用もできます。現在、本研究室の分析装置の中でエース級のポジションにあります。使いやすいので、興味のある方はどうぞ見に来てください。

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2019/10/15
ターゴトメーターの入れ換え
8月27日にターゴトメータ―を入れ替えました。旧ターゴトメーターは私が大学~博士号取得までご指導いただいた皆川基先生より譲り受けたもの。30年近く働いてくれましたが、いよいよ水漏れがひどくなり、修理を試みましたが失敗し、新たに購入することとなりました。旧マシンさん、どうもありがとうございました。
※本件、facebookでもお知らせしましたが、今後はこちらのページで研究室の状況等をお知らせしていきたいと思います。

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