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■ 洗浄に関するシンポジウムメモ(2) | 2024.10.10 |
2日目の午前の一般講演は2件で、1件目はニッセンケインの山﨑利明氏による「繊維製品における有害物質規制と業界」のタイトルで、欧州での繊維製品関係の化学物質規制について貴重な情報が得られました。キーワードはエコテックス(OEKO-TEX)と呼ばれる規制。エコテックスではPFASは禁止。最近PFOA、PFOSがやり玉に挙げられている情報をよく耳にしますし、代替のフッ素系物質を宣伝する情報もあるようですが、PFASはまとめて×なんですね。厳しいですね。作業場の労働者へのリスク軽減というビジョンからスタートしたものにエコパスポート認証というのもあるようです。要チェックですね。 もう一件は慶応大の荒井規➓日目の午前の一般講演は2件で、1件目はニッセンケインの山﨑利明氏による「繊維製品における有害物質規制と業界」のタイトルで、欧州での繊維製品関係の化学物質規制について貴重な情報が得られました。キーワードはエコテックス(OEKO-TEX)と呼ばれる規制。エコテックスではPFASは禁止。最近PFOA、PFOSがやり玉に挙げられている情報をよく耳にしますし、代替のフッ素系物質を宣伝する情報もあるようですが、PFASはまとめて×なんですね。厳しいですね。作業場の労働者へのリスク軽減というビジョンからスタートしたものにエコパスポート認証というのもあるようです。要チェックですね。 もう一件は慶応大の荒井規允先生の「分子シミュレーションと機械学習を組み合わせた界面活性剤水溶液の物性予測」という講演。最先端ですね。分子の形状から会合体形成をはじめ、可溶化や乳化等の現象が予測できるというもの。成分が増えて系が複雑になればそれだけ難しくなりますが、IT技術の発展(要は計算力)でどんどんと発展していくでしょう。ただ、洗浄効率に結び付けるのはやはり困難なよう。洗浄力の定義が難しいですからね。実はその部分は私が研究してきたところ。もう少しだけトライしてみようかな。 |